愛知県絵画・掛軸買取査定

私ども古美術骨董えんやは、愛知県内において絵画・掛軸・版画・浮世絵・板画（棟方志功）・石版画・孔版画（シルクスクリーン）・銅版画（エッチング）・中国古書画・中国掛軸・現代中国絵画・現代中国版画・ヨーロッパ絵画・フランス絵画・イギリス１９世紀絵画・イタリア絵画・スペイン絵画・現代東ヨーロッパ絵画・ソビエト絵画・現代アメリカ絵画・現代アメリカ版画などの買取査定鑑定を行っております。出張買取はもちろん、持込買取（愛知県名古屋市天白区の名古屋店）宅配買取も行っております。お持込買取の際は不在にしていることもございますので、必ず事前のアポイントをお願い致します。また宅配買取の場合、発送前に一度ご連絡下さい。発送時の注意点等お伝え事項がございます。また、メール画像、LINE（ライン）画像による簡単無料買取査定も受付ておりますのでお気軽にご利用下さい。

鑑定人のご紹介

鑑定人	遠藤大祐
出身高校	法政二高 [ 野球部OB ]
出身大学	法政大学社会学部
加盟団体	東京商工会会員／東京美術倶楽部 桃李会会員／東京美術倶楽部 親和会会員／全国美術商連合会会員

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愛知県は１０００年の昔より有力者が治め、経済活動も活発な地域で、当然文化的な発展も成してきた地域です。江戸時代には南画家の彭城百川（さかき ひゃくせん　１６９８年から１７５２年）が愛知県にて活動していました。彭城百川は、江戸時代中期の南画家で、服部南郭、祇園南海、柳沢洪園、と並び称される日本南画界の祖と言える大家です。現代の名古屋市に生まれ、本姓は榊原。祖先が中国江蘇省彭城の出身だったことから、名乗ったと言われています。百川は号で、中国的に彭百川と称しました。俳句もこなし、松尾芭蕉の十哲の一人各務支考に師事していました。したがって俳画も得意で、自画自賛の掛軸を多数残しています。後に南画の大家となった池大雅や与謝蕪村、木村蒹葭堂などに強い影響を与え、特に与謝蕪村は彭城百川を敬慕したと言われています。

南画・文人画の大家、渡辺華山も愛知県田原市出身の日本画家です。渡辺華山は、三河国田原藩の家老にまでなった人物で、幕末の激動の中田原藩の為に、無念の切腹をして果てます。師は文晁、門人に椿椿山、福田半香などがいます。
尾張画家の代表として、山本梅逸も忘れてはなりません。明治時代以降の現代絵画の作家たちも数多く愛知県に生まれ、活動の拠点としています。日本画の大家、川合玉堂は愛知県一ノ宮市に生まれます。幼少より絵を描くことを好み、京都に出て望月玉泉に師事し、その後幸野 楳嶺に学びます。２３才の時に東京に転居し、最後の狩野派と言われる橋本雅邦に師事し、岡倉天心、橋本雅邦、横山大観、下村観山、菱田春草、西郷弧月らと共に、日本美術院の創立に参加します。そして、東京芸術大学教授となり、文化勲章を受章します。その間、川合玉堂、小堀鞆音、下村観山、山元春挙、竹内栖鳳、横山大観と淡交会を開いています。日本画の小倉遊亀は名古屋市の椙山高等女学校で教鞭をとっており、中村正義は愛知県豊橋市で生まれ、日本画家になっています。

加藤晨明も愛知県生まれの日本画家です。名古屋市に育った加藤晨明は、中村岳陵に師事し、人物画を得意としました、川崎千虎（川崎小虎の父、東山魁夷の義祖父）平川敏男（豊川市）今野忠一（愛知県立芸術大学日本画科主任教授。師児玉希望、郷倉 千靱）守屋多々志（愛知県立芸術大学日本画科教授。師は前田青邨）中村正義（豊田市。師は中村岳陵）小山硬（長久手市、芸大）田渕俊夫（長久手市、芸大）なども愛知県にゆかりのある日本画家です。

洋画家では、荻須高徳が挙げられます。荻須高徳は１９０１年愛知県稲沢市で生まれ、高校卒業後、上京し文京区にあった川端画学校で洋画家の藤島武二に師事します。１９２２年東京芸術大学西洋絵画科に入学し、小磯良平と同窓となりフランスに渡り佐伯祐三と交流をします。戦中の一時期日本へ帰国しますが、その後はほぼフランスに滞在し、絵画制作に取り組み、フランスで没します。三岸節子も愛知県（尾西市）に生まれた洋画家です。三岸節子は、絵画を岡田三郎助に師事し、岡田三郎助が主催する本郷洋画研究所にて洋画家を目指します。女子美術大学に入学し、在学中に三岸好太郎と結婚し、三児をもうけます。卒業後、甲斐仁代、深沢紅子らと婦人洋画協会を設立します。しかし三岸好太郎が３１才の若さでこの世を去ると、絵画で子供達を育てることを決意し、独立美術協会へ出品し数々の賞を受章し、同会会友となるが、女流画家は正会員とはなれないことに納得できず、新作派協会に参加します。その後、フランスに渡り、「日本人の油絵」を描くことを決意し、神奈川県大磯にアトリエを構え、絵画制作に励みます。１９９４年文化勲章、文化功労者に認定されます。その他、北川民次（尾張旭市）や鬼頭鍋三郎（名古屋市、師は岡田三郎助）島田章三（長久手市、芸大）宮永武彦、山本鼎、田村絵理子、片岡球子なども愛知県と深い縁のある洋画家達です。また書家の青山杉雨も江南市出身です。

以上のように、愛知県は数多くの日本画家・洋画家・版画家などを生み育ててきた地域であり、その画家達の絵画も多数残されている地域でもあります。絵画、掛軸などの買取査定を強化しております。お持ちの絵画、掛軸、版画等のご売却の際はぜひ古美術骨董えんやまでご用命下さい。まずは買取専用フリーダイヤル０１２０−８０８−８９６又はメール、LINE（ライン）買取査定にてお気軽にご相談下さい。

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