みよし市茶道具買取査定

　愛知県みよし市では、中世から続く「日本六古窯」のひとつ常滑焼の産地である常滑市が近いことから、常滑朱泥急須などのお茶道具も親しまれております。室町〜安土桃山時代では、算盤玉状の小甕が焼かれておりました。後に、小甕はお茶道具の水差しとして用いられます。又、常滑焼の歴史には茶聖「千利休」との逸話も残されております。安土桃山時代に常滑城主から小甕を贈られた千利休は、達磨に見立てて「化け物」と呼んだとの逸話が御座います。

　「日本六古窯」とは別に、日本三大焼物「瀬戸焼」「有田焼」「美濃焼」が有名で数多くの作家作品が世に出ており、なかでも特筆すべき点は、現代陶芸界の鬼才と称される加藤唐九郎です。明治中期の瀬戸市に生まれ、昭和後期に生涯を終えた加藤唐九郎。安土桃山時代に花開いた美濃焼の復興に生涯を捧げ、同じ時代を生きた人間国宝の荒川豊蔵とはライバル関係ながら、両雄が切り開いた突破口は現代を生きる陶芸家に大きな影響力を与えています。

　そんな両雄クラスになると、オークションの落札額も破格です。ただ全国的に見ても、そう易々と出回るものではありません。そこを敢えて特筆した理由は、加藤唐九郎が豊田市で活動していた時期があるからです。この時に交流を重ねた実業家であり古陶磁研究家の本多静雄は、のちに加藤唐九郎などの志野茶碗や黄瀬戸といった作品をコレクションしています。

　つまり、みよし市の生活圏である豊田市に血縁関係がいるなら、希少の高い作品を所有する人がいる可能性もあり得るのです。有名作家作品と言ってもピンキリで、もちろん贋作もあります。それも含めて、みよし市では数多くの茶道具が出回っていることは確かです。しかし、これが加藤唐九郎の作品となれば話は別で、ごくごく稀に本物が出てくることもあるため、まずは身内をあたってみることをオススメします。

【みよし市のお茶道具買取品目】
茶碗、香道具、茶掛軸、棚、水屋、釜、炉縁、台子、風炉先、茶壺、結界、立礼セット、懐石セット、電熱風炉釜、茶器、前茶器、棗、菓子盆、水差し、香合

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つみよし市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、みよし市においても例外ではありません。

【千家十職の顔『樂家』】
　樂吉左衞門は、安土桃山時代から約450年にわたって続く、樂焼茶碗の当代が襲名する名称です。千家十職の古株であり、歴史研究家などの中には「千家十職の筆頭」として樂家の名を挙げる人も少なくありません。樂茶碗は代々、一子相伝のスタイルを継承し、「手づくね」といわれる制法を用います。ろくろを使用せず、手とへらだけで成形する作風が特徴です。近代における樂茶碗の代表作は、樂吉左衞門館に収蔵される15代・直入作の「焼貫黒樂茶碗 風舟」や「焼貫黒樂茶碗 氣昏雨已過 突兀山復出」などが挙げられます。2019年には、直入の長男である篤人が16代・樂吉左衞門を襲名しました。

　千家十職には、土風炉・焼物師「永樂善五郎」、指物師「駒澤利斎」、楽焼茶碗「樂吉左衞門」、表具師「奥村吉兵衛」、一閑張細工師「飛来一閑」、塗師「中村宗哲」、袋師「土田友湖」、鋳師「中川浄益」、釜師「大西清右衛門」、竹細工・柄杓師「黒田正玄」の10職家が表千家・裏千家・武者小路千家の家元に仕えております。みよし市にお住いの方で千家十職の作品をお持ちの際は、是非お茶道具買取専門のえんやにお声がけ下さいませ。

　茶道具は歴史を有するものですが、みよし市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、愛知県みよし市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。