美濃加茂市茶道具買取査定

　岐阜県美濃加茂市は1000年の伝統を誇る干し柿が、特産品として知られています。かつては源頼朝の献上品として、ひいては織田信長や徳川家康が舌鼓を打った伝説も。昨今にいたっては、初競で10万円（3コ1パック）を記録する年もある高級品です。また茶人の古田織部も、茶菓子に添えたと伝えられています。現に美濃加茂市の蜂屋町に鎮座する瑞林寺では、毎年1月に開かれる茶会で干し柿を嗜むのが恒例のようです。

　この蜂屋柿の噂は足利将軍家の耳にも届き、室町幕府から与えられた「柿寺」の名で今日も親しまれているため、古田織部も瑞林寺には一目置いていたかもしれません。そんな古田織部ゆかりの茶道具は、この美濃加茂市の買取市場にも出回る傾向にあります。前述の干し柿伝説に見られる茶道文化の浸透にとどまらず、可児市など美濃焼のメッカが生活圏にあることも関係していそうなところです。

　特に美濃加茂市の買取市場では、織部焼や志野焼が人気を博します。一口に織部焼や志野焼と言っても、実に種類が豊富です。故に贋作も多くあります。これらを踏まえた上で挙げるなら、生産数が少ないとされる「無地志野茶碗」です。桃山陶の由緒ある無地志野、あるいは志野の人間国宝「荒川豊蔵」や「鈴木蔵」による写しであれば、査定額も跳ね上がります。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ美濃加茂市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、美濃加茂市においても例外ではありません。

【千家十職とは】
　茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

【一閑張細工師　飛来一閑】
　飛来一閑は、漆工芸技法の一つである、「一閑張」を生み出した茶道三千家専属の一閑張細工師として棗や香合のお茶道具を制作している家系です。　

　初代の始まりは、寛永の頃に明から日本の大徳寺「清巌和尚」を頼り亡命した後、清巌和尚から千宗旦を紹介され趣味であった細工を用いた作品を依頼されるようになりました。この時に、用いていた紙漆細工技法が「一閑張」と呼ばれる様になりました。また、この時代に千宗旦から受けて制作した作品が20品ほど現存しております。
4代目から、正式に表千家への出入りを認められ専属細工師になります。この時の表千家家元は、6代目「覚々斎」です。その後、26歳で「飛来一閑」を襲名した11代目は初代以来の名人と言われ、数々の名作を世に残します。代表作として「籠地四方盆　二百枚」などがあげられます。

　千家十職には、一閑張細工師「飛来一閑」以外に、指物師「駒澤利斎」、土風炉・焼物師「永樂善五郎」、表具師「奥村吉兵衛」、竹細工・柄杓師「黒田正玄」、塗師「中村宗哲」、袋師「土田友湖」、楽焼茶碗「樂吉左衞門」、釜師「大西清右衛門」、鋳師「中川浄益」の10の職家が表千家・裏千家・武者小路千家の家元に仕えております。岐阜県美濃加茂市にお住いの方で千家十職の作品をお持ちの際は、是非お茶道具買取専門のえんやにお声がけ下さいませ。

　茶道具は歴史を有するものですが、美濃加茂市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、岐阜県美濃加茂市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。