広島市佐伯区茶道具買取査定

　広島県広島市佐伯区における茶道具の流通事情は、概ね千利休より前の時代に人気を博した代物が出回る傾向にあります。それを裏付ける1つに挙げられるのが、佐伯区五日市町の有井城跡からの出土で、鎌倉～室町時代とされる中国製の天目茶碗です。

　この時代の佐伯区、広くは広島全域でいえば大内氏や安芸武田家が猛威を奮い、朝鮮との交易を繰り返していた、というのが歴史学上の一般見識でしょう。現に佐伯区坪井町に鎮座する古刹「観音寺」は、当時の中国（宗）にわたり茶葉を日本に広めた禅僧「栄西」の教えを実践することで知られています。なお観音寺では、9月恒例の「月見茶会」が、佐伯区民の定番イベントとして盛り上がりをみせるようです。

　茶道流派に関しては、表千家が根差す土壌にある佐伯区。五日市中央の佐伯区民文化センターと倉重地区の広島市植物公園は、表千家広島県青年部による活動拠点の1つに挙げられるほど。五月が丘に構える表千家の茶道教室も、佐伯区における茶の湯文化の促進に一役買う貢献をみせているそうです。

【広島市佐伯区でのお茶道具買取品目】
茶器、煎茶器、棚、水屋、釜、炉縁、台子、風炉先、茶壺、結界、立礼セット、懐石セット、電熱風炉釜

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ佐伯区で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、佐伯区においても例外ではありません。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを専業とする袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　表千家や裏千家・武者小路千家（三千家）が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。佐伯区を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。

　茶道具は歴史を有するものですが、広島市佐伯区での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、広島県広島市佐伯区という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。