神戸市北区茶道具買取査定

　かつては、茶の湯が繁栄した歴史も有する兵庫県神戸市北区。豊臣秀吉が、日本三古湯の1つとして名高い有馬温泉に惚れこみ、千利休らを招いては、しばしば茶会を開いたことに由来します。そのメイン舞台とされるのが善福寺です。同寺院には、秀吉が千利休に命じたとされる名茶道具「阿弥陀堂釜」も。いわば秀吉がオーナーで、千利休のプロデュースによる贅沢な逸品。それを稀代の鋳物師「天下一与次郎」が手がけたとされ、この傑作を目当てに有馬温泉を訪れる茶道具コレクターも少なくないそうです。

　有馬温泉には秀吉の茶会、ひいては千利休の茶の湯を今に伝えている伝統工芸もあります。温泉街の一角には、当時の茶会でも愛用された竹細工の技術を残す工房兼店舗があり、最盛期を迎えた大正時代には、70人前後の有馬籠職人をもって「籠屋町」を形成したものの、徐々に衰退をたどり、現代においては同店のみで切り盛りしているのだとか。伝統工芸品にも指定されており、茶道具に関しては炭入れが広く知られています。特に炭入れは「炭籠」の名で、表千家の御用達を担うほど。神戸市北区民が茶道のみならず、茶道具に関心を寄せる人も多い理由は、こうした土地柄と大きく関係していると言えそうです。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ神戸市北区で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、神戸市北区においても例外ではありません。

【千家十職とは】
茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

【十職家の紹介】
楽吉左衛門（茶椀師）
土田友湖（袋師）
飛来一閑（一閑張細工師）
黒田正玄（竹細工・柄杓師）
駒澤利斎（指物師）
中村宗哲（塗師）
大西清右衛門（釜師）
中川浄益（鋳師）
善五郎（土風炉・焼物師）
奥村吉兵衛（表具師）

　千利休を開祖とする三千家（表千家・裏千家・武者小路千家）や各流派の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　茶道具には長い歴史がありますが、神戸市北区の「有馬温泉」「伝統工芸」「茶会」などの活動に見られるように、茶道が一般市民の生活にも深く浸透しているのではないでしょうか。神戸市北区にお住いの方で、茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、神戸市北区という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。兵庫県神戸市北区のご自宅まで、経験豊富な専門鑑定士がお伺いし買取させて頂きます。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。