南あわじ市茶道具買取査定

　日本の古（いにしえ）伝説を持つ南あわじ市。日本の国土が造られた際、最初に出来たのが南あわじ市にある離島・沼島とされています。古事記や日本書紀には「イザナギ・イザナミ夫婦がオノゴロ島を誕生させた」といった旨で綴られており、これを沼島とする説が有力のようです。

　そんな沼島は、兵庫県が誇る景勝地・神宮寺庭園を擁する「名茶室」で知られています。神宮寺は平安時代に建立された真言宗の寺院で、自慢の枯山水庭園には、どこか千利休と一線を画す“先人の和”も。

　それとは別に本島の南あわじ市内にも、茶道にまつわる古い伝えがあります。かつて淡路国を統治した茶人「船越景直」がその1人で、市内北部に位置する倭文庄田地区に城を構えたといわれています。茶の湯においては古田織部に師事し、その影響は淡路国内に広まったのだとか。その後、江戸時代中期には淡路国で初の「黄檗宗の禅寺（国清寺）」が誕生し、同宗の開祖・隠元がもたらした煎茶を嗜む習慣も定着していったそうです。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ南あわじ市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。又、南あわじ市との繋がりも深い古田織部作品は積極的に買取をおこなっております。

　昨今は、千利休を祖とする三千家や各流派の家元専属として茶道具を制作する千家十職の買取依頼が増えており、南あわじ市においても例外ではありません。

【千家十職の善五郎。その知られざる価値】
約400年を有する千家十職において、最も歴史が浅いとされる善五郎。千家十職に認められるようになったのは1780年前後のため、その歴史は250年といったところでしょう。約400年の歴史を誇る他の千家十職とは肩を並べることはできないものの、その伝統は現代まで継承されています。とはいえ、土風炉師としての歴史は、他の千家十職と遜色ありません。今から約400年前に初代・西村宗禅が善五郎を名乗って以降、9代目まで西村善五郎として受け継がれます。

　ところが直系である10代目・了全が18歳のとき、天明の大火に見舞われ西村家は全焼。了全は千家十職の名門である9代目楽吉左衛門・了入から陶技を学び、土風炉師との兼用で活路を見つけます。その際、樂家＝樂焼と区別するために「永樂善五郎」を名乗ったとされています。この了全の働きは千家十職にも認められました。

　了全以降は土風炉師にとどまらず、茶碗を中心とする茶道具の伝世品（古くから実用されてきている日常的かつ歴史的作品）も多く残していきます。千家十職としての善五郎の値打はもちろん、現存する「西村善五郎作」の土風炉にも同程度以上の価値がつくといわれているほどです。善五郎は総称であり、その呼び名は現在「永樂善五郎」として統一されていますが、開祖以来の功績を称え「西村善五郎」を千家十職とする歴史研究家も少なくありません。

『その他、千家十職』
・樂吉左衛門・中村宗哲・中川浄益・土田友湖・黒田正玄・大西清右衛門・飛来一閑・奥村吉兵衛・駒澤利斎からなる。

　千家十職が製作した、表千家や裏千家・武者小路千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　茶道具には長い歴史がありますが、南あわじ市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になり茶道具に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。お持ちの茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、南あわじ市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶など御座います。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。兵庫県南あわじ市のご自宅まで茶道具専門の鑑定士がお伺いさせて頂きます。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。