桑名市茶道具買取査定

　三重県桑名市ならではの茶道具といえば、加賀瑞山の桑名萬古が代表的です。初代から桑名市を拠点とし、古萬古の系譜を汲む加賀瑞山の桑名萬古。萬古焼（万古焼）の開祖「沼波弄山」が残した“源流”を、主に明治年間にわたり初代・加賀瑞山らが桑名萬古として再興した歴史を持ちます。

　桑名萬古は四日市萬古と違い、沼波弄山の流儀を受け継ぐ「茶陶」をメインとするのが特徴の1つです。なかでも3代・加賀瑞山の手がける茶道具は、自身も茶の湯に造詣が深いことから、桑名萬古史の傑作に数えられます。

　それとは別に「諸戸コレクション」も、桑名市の茶道具を語る上では外せないところ。明治年間に実業家として名を馳せた諸戸清六の収集品群で、朝鮮陶磁史に名を刻む「三島平茶碗」などが有名です。2016年には「諸戸家コレクション 茶道具に見る日本の美」と題した展示会で、小堀遠州の手がけた茶杓「鼓の龍」、大名物の「青磁蕪無花入」といった蔵出しの逸品も披露されています。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ桑名市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。また昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、桑名市においても例外ではありません。

【千家十職とは】
　茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。小堀遠州（小掘政一）との縁深い桑名市には、小堀遠州が愛用していたお茶道具が眠っていると考えております。

【千家十職のご紹介】
楽吉左衛門（茶碗師）
永樂善五郎（土風炉・焼物師）
奥村吉兵衛（表具師）
飛来一閑（一閑張細工師）
黒田正玄（竹細工・柄杓師）
土田友湖（袋師）
中川浄益（鋳師）
駒澤利斎（指物師）
大西清右衛門（釜師）
中村宗哲（塗師）

　表千家や裏千家・武者小路千家をはじめ小堀遠州流など各流派の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式（茶碗、棗、茶杓、茶入、茶壺、炉縁、香合、茶籠、水指）の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。茶室を設ける寺社仏閣が歴史的な茶道具を所持するケースも多く、そうした買取実績も豊富です。桑名市を拠点とするハウスメーカーや工務店などが、施主から茶室の依頼を受けることが多いといわれているのも、それだけ茶道文化が浸透している証拠かもしれません。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、三重県桑名市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。