四日市市茶道具買取査定

　三重県四日市市の茶道具では、お家芸の萬古焼（万古焼）が名品を揃えることで知られています。萬古焼（万古焼）は伊勢茶と並ぶ四日市市の発展に欠かせない一大産業で、幕末～戦前にかけて多くの名工も輩出しました。

　かつて四日市市を中心とする北勢地域で伊勢茶の栽培が始まり、江戸時代の幕開けと並行するように伊賀焼の生産もピークを迎えました。初代津藩主・藤堂高虎らが伊賀焼の生産に尽力したのち、1700年代半ばに萬古焼（万古焼）が沼波弄山によって、現在の朝日町で産声をあげます。

　四日市市では、明治年間に山中忠左衛門と堀友直を開祖とする「四日市萬古」が勢いを増し、“四日市の三助”と称された「山本利助」「伊藤豊助」「小川半助」も台頭。大正期には水谷寅次郎や大塚斉家といった新星が頭角を現し、輸入生産の強化などを経て、海外からも多くの支持を集めました。これらの名工の茶道具が、四日市萬古の中で最も高い評価を有するといわれています。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ四日市市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職作品の買取頻度が高まるなか、表千家や裏千家などの茶道教室がある四日市市においても例外ではありません。

【千家十職とは】
　茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。職家のような伝統を継承する茶道具のつくり手は日本で唯一、作品の完成度も類を見ません。それ故に千家十職の手がける器や釜、屏風などは非常に高い価値を有するのです。

【千家十職家のご紹介】
楽吉左衛門（茶椀師）
永樂善五郎（土風炉・焼物師）
奥村吉兵衛（表具師）
飛来一閑（一閑張細工師）
黒田正玄（竹細工・柄杓師）
土田友湖（袋師）
中川浄益（鋳師）
駒澤利斎（指物師）
大西清右衛門（釜師）
中村宗哲（塗師）

　表千家や裏千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。

　茶道具は歴史を有するものですが、四日市市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、三重県四日市市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。