須坂市茶道具買取査定

　表千家や裏千家、石州流の茶道文化が浸透する長野県須坂市。常磐町に鎮座する奥田神社では、桜まつりにちなんだ「春の茶会」が恒例イベントです。亭主は須坂市茶道協会や石州流が担います。過去には、13代須坂藩主・堀直重にあやかった茶会も開かれ話題になりました。

　旧小田切家住宅でも主に表千家が亭主を務める形で、定期的に茶会が行われているようです。須坂市須坂地区にある旧小田切家住宅は、生糸で栄えた須坂藩を象徴する歴史的建造物として長野県宝に指定されています。須坂市公民館では「お茶ごっこ」と題した、児童向けの茶道教室も。裏千家の講師は須坂市の子どもたちに、千利休の教えである「和敬清寂」を伝えます。

　茶道の心得である“詫び寂び”の基本とされる和敬清寂。和をもって互いを敬い、清く動じない和敬清寂には、4つの心が共通するといわれています。これを説いたものが利休七則で、しばしば茶道具においては利休七種が引き合いに出されます。

　利休七種とは千利休が最も好んだとされる茶碗「大国」「鉢開」「東陽坊」「早船」「検校」「臨済」「木守」を列挙したものです。現代にいたる茶道具は、これら利休七種をベースに派生したものも多くあるため、1つの目安にしてみるとよいかもしれません。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ須坂市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、裏千家の茶道が根付く須坂市においても例外ではありません。

【茶道具売却における千家十職一覧】
・永樂善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶碗や土風炉を専門に製作
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題に
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などの製作を専業とする袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師
・樂吉左衛門
樂焼の茶碗を作る茶碗師として、歴代の樂家当代が襲名する名称
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作

　千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。特に、表千家14代目「而妙斎」、15代目「猶有斎」や裏千家15代目「鵬雲斎」、16代目「坐忘斎」など各流派の家元が愛用していた歴史あるお茶道具を須坂市の蔵などに保管し、お品物の在り方にお困りの方がいらっしゃいましたらお声掛け下さいませ。

【須坂市での茶道具買取品目】
茶碗、茶釜、風炉、風炉先屏風、柄杓、盆、水指、茶筅、茶巾、茶巾筒、巾筒、茶器、茶入、棗、茶杓、蓋置、建水、台子、棚、袱紗挟み、袱紗、、扇子、懐紙、小茶巾、香合、花入れなどが挙げられます。芸術的・希少的な価値がある物が高額で買取されます。

　茶道具は歴史を有するものですが、須坂市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、長野県須坂市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。