鶴ヶ島市茶道具買取査定

　埼玉県鶴ヶ島市は、かつて川越や江戸へ通じる街道沿いとして栄え、今も地域の文化や生活の中に伝統を尊ぶ気風が息づいています。そうした背景から、茶道具を含む古美術品が大切に受け継がれているご家庭も少なくありません。

　茶人・松永安左エ門（号・耳庵）は、近代日本を代表する数寄者であり、電力業界の実業家として知られる一方で、膨大な茶道具のコレクションを築きました。その蒐集品の一部は東京国立博物館などに収蔵され、今も多くの研究者に注目されています。耳庵が鶴ヶ島市に直接居を構えた記録は見当たりませんが、同じ埼玉県内に足跡を残しており、周辺地域の旧家に耳庵の審美眼と同時代の優品が残されている可能性は十分に考えられます。

　さらに埼玉県には、茶の湯に関連する工芸で人間国宝に認定された作家が複数存在します。漆芸の田口善国や増村紀一郎、陶芸の原清、金工の長野垤志や内藤四郎などは、いずれも茶の湯の美意識と強く結び付いた作品を手掛けました。県内の展覧会や博物館では、彼らの作品が紹介される機会もあり、埼玉が誇る工芸の厚みを物語っています。鶴ヶ島市でも、こうした作品が代々受け継がれている例は決して珍しくないでしょう。

　茶道具の価値は、銘や作家、由来、保存状態など多くの要素によって左右されます。蔵やご自宅に眠る品が思わぬ評価を受けることもありますので、専門的な目で確認することが大切です。鶴ヶ島市で茶道具の売却や査定を検討される際は、地域の歴史や工芸の文脈を理解した上で評価できる茶道具買取えんやにご相談ください。

【埼玉県鶴ヶ島市での茶道具買取品目】
茶碗、茶釜、風炉、風炉先屏風、柄杓、盆、水指、茶筅、茶巾、茶巾筒、巾筒、茶器、茶入、棗、茶杓、蓋置、建水、台子、棚、袱紗挟み、袱紗、扇子、懐紙、小茶巾、香合、花入、茶掛軸、急須、香道具などが挙げられます。歴史的かつ希少性の高いお茶道具が高額で買取されます。

【茶道具売却における千家十職一覧】
　茶の湯の世界では「職家」とも呼ばれ、茶道工芸の最高峰として名高い千家十職。どの職家も概ね400年という古い歴史を持ち、また一子相伝のスタイルで何十代にわたり現代に「わざ」を残しています。

・楽吉左衛門（初代長次郎）
楽焼の茶椀を作る茶椀師として、歴代の楽家当代が襲名する名称
・永楽善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶椀や土風炉を専門に製作
・黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作
・飛来一閑
「一閑張」と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
・大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
・中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題になった
・駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
・土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを製作する袋師
・中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
・奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師

　千家十職が手掛けたお茶道具以外にも、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶（古唐津・古備前・古志野・古伊万里・古瀬戸・古織部・古萩など）の買取も年間を通してお受けしております。

　鶴ヶ島市において、時代特有の査定および鑑定にも長けた鑑定人が在籍しておりますので、茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、茶道具買取えんやにお任せください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。