吉野川市茶道具買取査定

　徳島県吉野川市には、かつて繁栄した“上桜城”ゆかりの茶道文化を持つ歴史があります。上桜城はJR阿波川島駅から1.5kmほど南下した大正池の畔に、四国を代表する戦国武将「篠原長房」が築いたとされる居城です。室町時代の末期に武勇で名をはせた篠原長房。彼の父も主君・三好長慶が阿波国から関西圏を統一した際、側近として支えた名将です。長房も父と同様に三好長慶の弟であり、茶人としても高名な「三好実休」の重臣として仕えたと伝えられています。

　三好実休は兄・長慶が京都で足利将軍家と抗争を繰り広げるなか、大阪・堺で武野紹鴎や千利休らと親交を深めていきました。これを機に茶人としての名も高めた三好実休は、多くの茶道具コレクションも所有していたと伝えられています。その代表的な1つが、大阪・藤田美術館のコレクションである「古銅角木花入」です。

　藤田美術館といえば、明治維新で頭角を現した藤田財閥の祖こと藤田伝三郎のコレクション群で知られています。藤田伝三郎は近代数寄者に数えられる明治期の茶人で、世界最高峰と呼び声の高い“香合”を所有していたエピソードが語り草です。これほどの名コレクターが所有するほど、三好実休の茶道具は高価なものと言えるでしょう。吉野川市には三好実休の息吹を受けた篠原長房ゆかりの茶道具が眠る、と推測する専門家も少なくないため、売買を検討する際は覚えておくと役立つかもしれません。

【吉野川市での茶道具買取品目】
茶碗、茶釜、風炉、風炉先屏風、柄杓、盆、水指、茶筅、茶巾、茶巾筒、巾筒、茶器、茶入、棗、茶杓、蓋置、建水、台子、棚、袱紗挟み、袱紗、扇子、懐紙、小茶巾、香合、花入れなどが挙げられます。歴史的かつ希少性の高いお茶道具が高額で買取されます。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ吉野川市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、吉野川市においても例外ではありません。

【千家十職の顔『樂家』】
　樂吉左衞門は、安土桃山時代から約450年にわたって続く、樂焼茶碗の当代が襲名する名称です。千家十職の古株であり、歴史研究家などの中には「千家十職の筆頭」として樂家の名を挙げる人も少なくありません。樂茶碗は代々、一子相伝のスタイルを継承し、「手づくね」といわれる制法を用います。ろくろを使用せず、手とへらだけで成形する作風が特徴です。近代における樂茶碗の代表作は、樂吉左衞門館に収蔵される15代・直入作の「焼貫黒樂茶碗 風舟」や「焼貫黒樂茶碗 氣昏雨已過 突兀山復出」などが挙げられます。2019年には、直入の長男である篤人が16代・樂吉左衞門を襲名しました。

楽家：樂吉左衛門をはじめ、「駒沢利斎（指物師）」「奥村吉兵衛（表具師）」「大西清右衛門（釜師）」「飛来 一閑（一 閑 張 細 工 師）」「土田久湖（袋師）」「黒田正玄（竹 細 工 / 柄 杓 師）」「中村宗哲（塗師）」「中川浄益（金物師）」「永樂善五郎（焼物師/土風炉）」を含む10職家の事を千家十職と言います。吉野川家にお住まいの方で千家十職が制作したお茶道具の売却を検討されている場合は、茶道具買取えんやにお声がけ下さいませ。

　表千家や裏千家・武者小路千家の家元が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も吉野川市において対応しております。

　茶道具は歴史を有するものですが、吉野川市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は、古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、徳島県吉野川市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。