滑川市茶道具買取査定

　かつて、旧北陸道の宿場町として繁栄した歴史を有する富山県滑川市。当時は北前船の全盛期で、富山の寄港地・岩瀬（富山市）から滑川宿場回廊を経て、新潟や長野方面に生活物資が送られたといわれています。

　往路があれば、復路もしかり。それにくわえ旧北陸道は加賀藩・前田家の膝元である金沢を経由し、信楽焼の本拠地・滋賀方面にもいたります。前田家から富山に茶の湯が伝わったように、滑川市にも前田家ゆかりの茶道具のみならず、信楽焼や信州松代焼といった茶陶が出回っていたことは想像に容易いところ。

　なお滑川市には瀬羽町の城戸家、大町や荒町の屋並みなどが、宿場回廊としての名残をとどめています。一般的な宿場町とは違い、界隈を巡るように形成されているため、当時は旅人で潤ったのだとか。それ故に、茶屋も多かったと伝えられています。どこか、滑川市民における茶道具の個人蔵の多さも伺わせるところです。

　茶道具買取えんやでは、茶の湯との接点を多く持つ滑川市で、茶道具・茶器・煎茶器の買取、査定や鑑定も積極的に実施しています。昨今は千家十職の買取頻度が高まるなか、滑川市においても例外ではありません。

【茶道具売却における千家十職一覧】
「楽家」楽吉左衛門（初代長次郎）
楽焼の茶椀を作る茶椀師として、歴代の楽家当代が襲名する名称
「永樂家」永楽善五郎
京焼の家元である土風炉・焼物師として代々、茶椀や土風炉を専門に製作
「黒田家」黒田正玄
竹細工や柄杓づくりほか、香合・台子・花入といった竹を用いた茶道具も製作
「飛来家」飛来一閑
一閑張と呼ばれる漆工芸の一種で、一閑張細工師の当主が代々受け継ぐ屋号
「大西家」大西清右衛門
400年以上の歴史を有する京釜師。1993年に16代目が襲名した
「中村家」中村宗哲
茶道具の塗師を専業とし、12代目と13代目は女性が襲名したことで話題になった。
「駒沢家」駒沢利斎
三千家御用達の指物師として、炉縁・香合・棚などの製作にあたる
「土田家」土田友湖
仕覆・角帯・服紗などを専業に製作する袋師
「中川家」中川浄益
京都を拠点に代々、精巧な金工技術を継承してきた、茶道具の製作を主軸とする金物師
「奥村家」奥村吉兵衛
風炉先屏風や紙釜敷、軸装などの製作にあたる三千家御用達の表具師

　千家十職に見られる三千家とは、千利休を開祖とした、その後に派生した「茶の家元」の総称です。現在は表千家、裏千家、武者小路千家の三家をもって「三千家」と呼びます。そうした三千家が「点前（てまえ）」の際に用いる道具一式の査定・鑑定はもちろん、稽古で使われる茶道具・茶器・煎茶器の買取も対応しております。その他にも、各流派の家元の為に製作された千家十職作品をお持ちであれば是非、お声掛け下さいませ。

　茶道具は歴史を有するものですが、滑川市での活動に見られるように、近年は茶道自体が気軽かつ身近に触れ合える存在になりました。茶道具・茶器・煎茶器を売却する際は、ぜひ茶道具買取えんやまでご用命ください。丁寧に対応させていただきます。

　実は古代中国・朝鮮の茶道具、はたまた日本の歴史的な茶器の買取が多いのも、富山県滑川市という土地柄ならではの特徴です。主な買取例として、中国古染付茶器や南蛮古陶磁器、安南茶器、朝鮮茶碗、桃山茶陶などが挙げられます。おかげさまで中国製や朝鮮製などに見られる、時代特有の査定および鑑定ノウハウにも定評をいただいております。茶道具・茶器・煎茶器の売却をご希望される際は、安心してご連絡ください。

　まずは買取専用フリーダイヤル０１２０－８０８－８９６またはメール、ライン画像による簡単無料買取・査定までお気軽にご連絡下さい。