
マルク・シャガールの価値と相場を知るなら古美術骨董専門買取えんやグループへ
マルク・シャガールは、鮮烈な色彩と詩的な構図で20世紀美術に革新をもたらした芸術家です。彼の作品は、夢と現実、愛や郷愁が交錯する独自の世界観を持ち、油彩から版画、ステンドグラスまで多彩な技法を駆使し作品を創作しています。
特に、鮮やかな色面を重ねる独自のリトグラフ技術や、幻想的な主題の扱いは他に類を見ません。「青い花瓶」や「私と村」「誕生日」などの代表作は、ニューヨーク近代美術館やフランス国立マルク・シャガール美術館、国内では青森県立美術館やポーラ美術館など、世界中の美術館に収蔵されています。
また、実業家や著名コレクターからの寄贈も多く、コレクションの幅広さも特徴です。近年ではサザビーズでの数十億円規模の落札例が相次ぐなど、シャガール作品は市場価値の高さでも注目されています。
時代や国境を超えて多くの人々を魅了し続けるシャガールの芸術は、今なお世界中の美術愛好家やコレクターから熱い支持を集めています。
このように、世界を代表する芸術家であるマルク・シャガール作品のご売却やご相談は、ぜひ現代美術品専門買取えんやにお任せください。
マルク・シャガールの買取は絵画買取えんやにお任せください。

鑑定人 | 遠藤大祐 |
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出身高校 | 法政二高 [ 野球部OB ] |
出身大学 | 法政大学社会学部 |
趣味 | 歴史の勉強及びゴルフ |
特技 | 鑑定及び野球・囲碁 |
加盟団体 | 東京商工会会員/東京美術倶楽部 桃李会会員/東京美術倶楽部 親和会会員/全国美術商連合会会員/東京美術倶楽部 桃椀会会員/東京美術倶楽部笹塚会 |
愛と色彩の詩人【マルク・シャガール】
「愛と色彩の詩人」と称されるマルク・シャガールは、20世紀美術に独自の足跡を残した芸術家です。ベラルーシのユダヤ人コミュニティに生まれ育ち、幼少期の記憶や宗教的背景が、後の創作活動に大きな影響を与えました。
若い頃にパリへ渡ったシャガールは、エコール・ド・パリの画家たちと交流しながら、幻想的な色彩と詩的な構図を確立。油彩画だけでなく、版画や舞台美術、ステンドグラスなど多様な分野で才能を発揮しました。
彼の作品には、愛する妻ベラへの深い愛情や、故郷への郷愁、夢と現実が交錯する独特の世界観が色濃く表れています。激動の時代を生き抜きながらも、シャガールは生涯にわたり創作を続け、晩年にはパリ・オペラ座の天井画や大聖堂のステンドグラスといった大規模なプロジェクトにも取り組みました。
時代や国境を越えて人々を魅了し続けるシャガールの芸術は、今なお世界中の美術館やコレクターから高い評価を受けています。
マルク・シャガールの略歴
1887年 | ヴィテブスクでユダヤ系家庭に生まれる。 |
1907年 | サンクトペテルブルクで美術を学ぶ。 |
1910年 | パリに渡り、前衛芸術に触れる。 |
1914年 | ベルリンで初個展を開催。「私と村」などを発表。 |
1915年 | ベラ・ローゼンフェルドと結婚。 |
1922年 | パリに戻り、挿絵や版画制作に取り組む。 |
1937年 | フランス国籍を取得。 |
1941年 | アメリカへ亡命し、ニューヨークで活動。「アレコ」の舞台美術も担当。 |
1948年 | 戦後フランスに帰国、南仏を拠点に創作。 |
1950年 | 南仏で多彩な芸術表現に挑戦。 |
1952年 | ヴァランティーヌ・ブロツキーと再婚。 |
1964年 | パリ・オペラ座の天井画を完成。 |
1973年 | ニースに国立マルク・シャガール美術館が開館。 |
1974年 | ランス大聖堂のステンドグラスを制作。 |
1985年 | サン=ポール=ド=ヴァンスで死去。 |
マルク・シャガールの査定ポイント
マルク・シャガール作品の査定においては、単なる技法やジャンルの違い以上に、その作品が持つ独自の“物語”が評価の根幹を成します。まず、油彩や水彩などの肉筆画は、シャガールの手の温もりが直に感じられる希少な存在として、市場でも特に高い評価を受けています。
一方、版画作品であっても、エディションナンバーや直筆サインの有無が価値を大きく左右し、限定性や作家の関与が明確なものほど、コレクターの注目を集めます。
保存状態は、作品の生命線ともいえる要素です。色彩の鮮やかさ、紙やキャンバスの劣化の有無、額装のコンディションまで、細部にわたるチェックが欠かせません。シャガール独自の色彩感覚や幻想的な構図、愛や夢、サーカスといった詩的なテーマが色濃く表現された作品は、時代を超えて多くの人々を惹きつけ、市場での評価も高まります。
また、作品がたどった来歴や展覧会歴、著名コレクションの一部であったかどうかも、信頼性や希少価値を測る重要な手がかりとなります。実際の相場としては、リトグラフや版画でも数十万円から数百万円、肉筆画や人気シリーズの作品は100万円台から数百万円、希少な油彩画や代表作となると数千万円から億単位の取引も現実的です。
たとえば「青い花瓶」は2018年にふくやま美術館が2億9300万円で購入したことで話題となりましたが、これは美術館による直接購入であり、オークション取引ではありません。一方で、世界のオークション市場では《Les amoureux》のように30億円近い落札例も存在し、国内でも1億円超の取引実績が報告されています。
このように、シャガール作品の査定は、ジャンルや保存状態、テーマ性、来歴に加え、国内外の市場動向や具体的な取引事例も踏まえた多角的な視点から導き出されます。作品が持つ唯一無二の物語と市場での動向、その両輪を見極めることが出来る豊富な知識と実績をもつ絵画専門の買取業者に依頼することが重要です。
マルク・シャガール 買取実績
マルク・シャガールを売却する場合の鑑定機関と鑑定書
マルク・シャガールの作品を手放すとき、最も大切なのは「本物である」という確かな証明です。その信頼の土台となるのが、正規の鑑定機関と公式な鑑定書の存在です。シャガール作品の真贋を最終的に保証するのは、フランスに本拠を置く「コミテ・マルク・シャガール(Comité Marc Chagall)」です。世界中の美術市場で、この機関が発行する鑑定書こそが唯一の公式証明として認められています。
日本国内には、シャガール専用の公式鑑定機関は存在しません。そのため、国内の美術商やオークション会社も、コミテ・マルク・シャガール発行の鑑定書付き作品のみを正式な真作として扱うのが一般的です。鑑定書がない場合は、信頼できる業者がフランス本部への鑑定申請を代行してくれることも多く、まずは専門業者に相談するのが安心への第一歩です。
シャガール作品の市場には、贋作が数多く出回っております。正規鑑定書の有無は、作品の評価額だけでなく、そもそも取引が成立するかどうかにも直結します。中には、公式機関を装った偽造鑑定書や、信頼性の低い第三者機関の証明書が出回るケースもあるため売却を検討する際は専門業者にご相談ください。
マルク・シャガール作品をご売却頂いたお客様のお声
父が長年大切にしていたシャガールのリトグラフを整理することになり、専門の業者さんに相談しました。受付の対応も良く、しっかりと価値を認めてもらえたのが嬉しかったです。家族の思い出の品を納得できる形で手放すことができ、安心しました。
(70代 男性)
30年以上前に購入したサイン入りの版画を売却しました。保存状態が良かったこともあり、思っていたよりも高く評価してもらえました。スタッフの方が丁寧に説明してくださり、信頼してお任せできました。
(60代 女性)
親から相続したシャガールの『サーカス』シリーズの一枚を査定してもらいました。エディションナンバー入りで、専門知識のあるスタッフにしっかりと見ていただき、満足のいく取引ができました。
(50代 男性)
40代の頃に購入したシャガールのリトグラフを、引越しをきっかけに手放すことにしました。ホームページも見やすく、店舗も家から近く相談致しました。作品の状態や購入履歴を丁寧に確認してもらい、安心して売却できました。初めての経験でしたが、親切な対応で不安なく進められました。
(60代 女性)
マルク・シャガール作品の査定買取時に頂くご質問
- どんな種類のシャガール作品でも査定してもらえますか?
- 油彩や水彩画だけでなく、リトグラフやエッチングなどの版画作品も幅広く査定対象となります。特に、シャガールが好んだ“サーカス”や“ダフニスとクロエ”などのシリーズ、サインやエディションナンバー入りのものは、専門的な目線でしっかり評価いたします。
- 鑑定書が手元にないのですが、査定や買取は可能でしょうか?
- 鑑定書がなくても、まずは査定のご相談を承ります。ご購入時の証明書や、作品の来歴が分かる資料があれば、より詳細なご案内が可能です。高額取引をご希望の場合は、正規の鑑定書取得をサポートいたしますのでご安心ください。
- 経年による傷みや変色がある場合でも見てもらえますか?
- 多少の色褪せや額装のダメージがあっても、作品の本質的な価値を見極めて査定いたします。保存状態が良いほど評価は高まりますが、状態に不安がある場合も、まずはお気軽にご相談ください。
- 実際にはどれくらいの価格帯での買取が多いのでしょうか?
- 国内の買取市場では、シャガールのリトグラフや直筆サイン入り版画は数十万円から数百万円前後でのお取引が中心です。作品の種類や保存状態、人気シリーズかどうかによって査定額は大きく変わります。
- 査定を依頼する際、どんな準備をしておけば良いですか?
- 作品そのものはもちろん、購入時の証明書、額装の有無、保管状態が分かる情報(画像)などがあると、よりスムーズに査定が進みます。資料が揃っていなくても、まずはお気軽にご相談いただければ、丁寧にご案内いたします。メール・LINEで作品画像をお送り頂く簡易査定もご用意がございます。
出張買取の流れ

お問い合わせ・訪問日調整
お電話・メール・LINEにてお問い合わせをいただき、専門の担当者がご相談内容をお伺いし出張査定の日程を決めさせていただきます。

ご訪問
事前に、お客様と調整いたしました日程と場所に鑑定士がお伺いさせていただきます。

お品物の査定
軒先・玄関先などにて、ご要望のお品を直接拝見し査定金額をお伝えさせていただきます。

査定金額にご納得をいただきましたら、お支払いいたします。
査定金額にご納得をいただけましたら、即現金にてその場でお支払いいたします。
また、お振込をご希望の際には翌営業日にお振込みさせていただきます。
※出張料やその他費用は、いかなる場合であってもいただきません。
充実の買取項目
骨董・古美術えんやでは、マルク・シャガールをはじめとする絵画ジャンル以外にも幅広い美術品の取り扱いを行っております。記載のない美術品でも買取可能ですので、ご相談くださいませ。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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表千家・裏千家・武者小路千家の他、久田・堀内・小堀・薮内・山田など各流派書付ものの道具類など買取致します。また千家十職の作品、人間国宝など人気作家作品などから一般道具、お稽古道具まで全般的に買取致します。
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仏画・肉筆・版画・浮世絵・山水画・花鳥画・墨蹟古筆・色紙・短冊・画賛・手紙・消息など箱有り無しに関わらず、まずはご相談ください。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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洋画・日本画・版画はもちろん海外作家作品や復刻画も含め近代絵画から現代絵画まで幅広くお取扱い致します。文化勲章受章者はもちろんその他著名作家及び作者名が不明な作品なども買取対象となります。まずはご相談ください。
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ガレ・ドーム・ミューラー・ラリック・バカラなどのガラス工芸品やマイセン・KPM・セーブル・ウースターなど陶磁器類及び小物や家具、絵画・ブロンズ・彫刻などもお取扱い致します。
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甲冑とは戦闘の際に兵士が身につける伝統的な防具の総称。 骨董品買取のえんやでは他社では取り扱いの難しい甲冑でも買取致します。
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金・銀・白金(プラチナ)などの貴金属製品類も、取り扱っております。 まずはご相談ください。
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金属に細工をする工芸。またはその職人。金工品には金・銀・銅・錫・鉄等を主材料とした彫金等による甲冑、仏具、荘厳具、装身具、工匠具類などがある。
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漆(うるし)の木にキズをつけ、滲み出した樹液を採取し目的別に調整します。これを接着剤にしたり、塗料として使用しますが、その他に形そのものを造ることもできます。
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着物・和装小物、昭和レトロ・おもちゃ・古小家具・贈答品・ブランド品・貴金属・勲章・軍装などまずはご相談ください。
買取対応エリア
絵画買取えんやは、マルク・シャガール作品を日本全国対象に出張買取させて頂きます。
北海道・東北 | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
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