私ども古美術・骨董えんやでは、福岡県福岡市西区において骨董品、古美術品、工芸品、掛軸、中国骨董品、中国古美術品、仏教古美術品、仏教絵画掛軸、朝鮮古美術、朝鮮民画掛軸、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、高麗青磁、李朝白磁、唐物骨董品、唐物書画掛軸、安南古陶磁器、南蛮古美術品、桃山古陶磁器、桃山古書画掛軸、現代工芸品、人間国宝(重要無形文化財保持者)などの工芸品、文化勲章受章者の作品、現代美術品などの買取・査定・鑑定を行っております。福岡県福岡市西区への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
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福岡市西区には、弥生時代の遺跡から中世の防衛施設、近世の宿場町や海運の歴史まで、地域の歩みを伝える文化財が残されています。金武にある吉武高木遺跡では、弥生時代中期の有力者の墓と考えられる甕棺墓から、銅鏡、銅剣、銅矛、勾玉などが発見されました。日本列島でも最古級の王墓と評価される遺跡であり、北部九州に「クニ」が形成されていく過程を考える重要な手がかりです。
野方遺跡では、弥生時代後期から古墳時代前期にかけての竪穴住居や墓地が確認されています。出土した土器や鉄器からは、人々が集落を築き、生活を営んでいた様子をうかがえます。ただし、こうした遺跡の出土品は地域の歴史を伝える文化財であり、一般家庭で売買される骨董品とは区別しなければなりません。
中世の西区を象徴する史跡としては、今津地区と生の松原地区に残る元寇防塁があります。文永の役の後、鎌倉幕府が再度の襲来に備えて博多湾岸に築いた石の防塁です。今津では約3キロ、生の松原では長垂海岸から小戸海岸にかけて約2.5キロにわたり築かれ、西区が博多湾防衛の重要な地域だったことを伝えています。
江戸時代には、唐津街道沿いの姪浜と今宿が宿場町として栄えました。姪浜では漁業や廻船業が盛んに行われ、貴船神社には船の安全を願って奉納された船絵馬が伝えられています。今宿にも馬つなぎ石や道標、町家、飢饉で亡くなった人を供養する地蔵堂などが残り、旅人や物資が行き交った街道の面影を現在に伝えています。こうした宿場町や港町では、商家で使われた帳場箪笥、銭箱、看板、秤、印判、帳面、漆器、陶磁器などが、商いに関わる道具として用いられました。
特に商いの道具や古民具は、現在では用途が分かりにくく、不要品として処分されやすい品です。しかし、木材の組み方、金具、墨書、印、修理跡などを確認すると、制作された時期や地域での使われ方を考えられます。汚れているからといって塗り直したり、錆びた金具を交換したりすると、当時の特徴が失われるおそれがあります。
掛軸や古文書、紙札などの紙や布を使った品も、表面を拭いたり、裏打ちを剥がしたりせず、そのまま保管することが大切です。虫食いや破れがあっても、墨書、印章、地名、屋号などが残っていれば、地域の歴史や伝来を読み解く資料になります。
福岡市西区で受け継がれてきた骨董品には、古代から続く人々の営み、博多湾を守った中世の歴史、唐津街道の宿場町や港町で営まれた商いの記憶が重なっています。作者の分からない道具や古びた木箱でも、屋号、商店名、墨書、帳簿などを照らし合わせることで、姪浜や今宿の商い、港の仕事、家族の暮らしとのつながりを読み取れることがあります。
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