
白髪 一雄の価値と相場を知るなら古美術骨董専門買取えんやグループへ
白髪一雄(1924-2008)は、日本の現代美術を代表する画家であり、独自の「フットペインティング」技法で世界的に高い評価を受けています。
彼は床に広げたキャンバスの上を裸足で駆け回り、足で直接絵具を塗るという斬新な手法を生み出し、既存の絵画表現を根底から覆しました。1950年代には前衛芸術グループ「具体美術協会」に参加し、自由な創造性と身体性を追求した作品群を発表しています。
「陽華公主」や「臙脂」、「高尾」、「激動する赤」などの代表作は、国内外の美術館やコレクターに収蔵され、オークションでも数億円規模で取引されるなど、その芸術的価値は年々高まっています。
特に兵庫県尼崎市の「白髪一雄記念室」には約4,000点が収蔵されており、彼の創作活動の全貌を知ることができます。白髪の作品は、躍動する生命力と精神性が画面に刻まれ、現代アートの歴史において唯一無二の存在感を放ち続けています。
白髪一雄作品を売却する際には、現代美術作品の買取実績が豊富な絵画買取えんやにお声掛けくださいませ。
白髪 一雄の買取は絵画買取えんやにお任せください。

鑑定人 | 遠藤大祐 |
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出身高校 | 法政二高 [ 野球部OB ] |
出身大学 | 法政大学社会学部 |
趣味 | 歴史の勉強及びゴルフ |
特技 | 鑑定及び野球・囲碁 |
加盟団体 | 東京商工会会員/東京美術倶楽部 桃李会会員/東京美術倶楽部 親和会会員/全国美術商連合会会員/東京美術倶楽部 桃椀会会員/東京美術倶楽部笹塚会 |
具体美術の先導者【白髪一雄】
白髪一雄は1924年、兵庫県尼崎市西本町に呉服商の長男として生まれました。幼少期から絵を描くことが好きで、父親が趣味で描いていた洋画にも強い関心を持ちます。
尼崎市立第三小学校、竹谷小学校、兵庫県立尼崎中学校と進み、中学時代に美術部へ入部したことが画家を志すきっかけとなりました。
京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)では日本画を学びましたが、既存の表現に満足できず、卒業後は油絵へと転向。大阪市立美術研究所で学びながら、1952年には同世代の作家と「0会」を結成し、現代美術懇談会にも参加します。
1955年には吉原治良が主宰する前衛芸術グループ「具体美術協会」に加わり、天井から吊るしたロープにつかまり、床に広げたキャンバスの上を素足で駆け抜けて描く「フット・ペインティング」という独自技法を確立しました。
以降、国内外で評価を高め、1971年には密教への関心から比叡山延暦寺で得度し、僧侶としての一面も持ちました。生涯を通じて尼崎を愛し、地域文化の発展にも尽力。2008年、尼崎市で逝去しました。
白髪一雄の略歴
1924年 | 尼崎に生を受ける |
1942年 | 京都で日本画の修行を始める |
1952年 | 「0会」結成、前衛の風を巻き起こす |
1955年 | 具体美術協会の一員となる |
1956年 | フット・ペインティングを確立 |
1957年 | 具体展で一躍脚光を浴びる |
1962年 | MoMAなど海外で作品が紹介される |
1971年 | 比叡山で得度、精神世界へも歩を進める |
1984年 | 尼崎市名誉市民となる |
2001年 | 記念室が開設、軌跡が保存される |
2008年 | 尼崎で永眠 |
2015年 | 「高尾」が11億円で落札 |
2024年 | 生誕100年、記念展が各地で開催 |
白髪一雄の査定ポイント
白髪一雄の作品を売却する際、買取専門業者が注目するのは、単なる美術品としての価値だけではありません。まず、彼の代名詞である「フットペインティング」技法(足で絵具を操り、キャンバスに生命の軌跡を刻んだ)作品は、唯一無二の存在感を放ちます。
特に、具体美術協会(GUTAI)に所属していた1955年から1970年頃に生み出された大型キャンバス作品は、躍動感と希少性が相まって、市場での評価が飛躍的に高まっています。そのうえで、作品のサイズも査定額を左右する大きな要素です。
ダイナミックな大作は、白髪一雄の「行為の美学」を最も体現しているため、小型作品よりも高額で取引される傾向があります。また、作品の保存状態は査定の土台を支える重要なポイントです。カビやシミ、日焼け、破れといったダメージは、どれほど希少な作品であっても評価に影響する事もあります。
美術品としての美しさとともに、時を超えて受け継がれるべき保存状態が求められます。さらに、真作であることを証明する鑑定書や証明書の有無は、査定額に直結します。
加えて、作品集や美術専門誌への掲載歴、展覧会での展示実績がある作品は、知名度と信頼性が高まり、査定額アップにつながります。油彩画は最も高額査定の対象となり、水彩や版画はやや控えめですが、出来や希少性によっては例外もあります。
近年は白髪一雄の再評価が進み、国内外のオークションで数億円規模の落札されている事例もございます。
白髪一雄を売却する場合の鑑定機関と鑑定書
白髪一雄作品を売却する際、真作であることを証明する「鑑定書」は極めて重要な役割を果たします。査定や売却の場面で、鑑定書の有無が作品の信頼性や市場価値を大きく左右する事もあります。
白髪一雄の公式な鑑定機関は、「日本洋画商協同組合鑑定登録委員会」です。この委員会は、東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル6階に所在し、白髪一雄の真作鑑定を行っています。
鑑定を依頼する際は、作品の現物や詳細な写真、所有経緯を含む資料などを提出し、委員会による厳正な審査を受ける必要があります。鑑定に合格した場合、「鑑定書」や「証明書」が発行され、これが作品の真正性を保証する唯一の公式な証明となります。
なお、白髪一雄の作品は近年、国内外の美術市場で非常に高い評価を受けており、真作証明の重要性が一層増しています。
白髪一雄の作品を売却する際に鑑定書が必要ない場合も多いですが、必要になる場合には日本洋画商協同組合鑑定登録委員会に鑑定を依頼し、公式の鑑定書を取得することが必要になるため、鑑定書取得までのサポートもしてくれる絵画専門の買取業者を選ぶ事をお勧め致します。勿論、鑑定書が既にお手元にある際は、売却がスムーズにすすむと思います。
白髪 一雄作品をご売却頂いたお客様のお声
父の遺品整理で、リビングに飾られていた白髪一雄の小型の油彩画を売却しました。1970年代後半の作品で、専門業者の方がすぐ来てくれて丁寧に鑑定してくださり、思っていた以上の査定額になりました。安心して手続きを進めることができました。
(50代 女性)
相続で受け継いだ白髪一雄の抽象画を売却しました。具体美術協会時代のものではありませんが、1980年代のフット・ペインティング作品で色彩が美しく、保存状態も良かったため、納得のいく価格で買い取ってもらえました。
(60代 男性)
知人から贈られた白髪一雄の小さめの作品を手放すことにしました。作品集に掲載された経歴はなかったものの、専門のスタッフが作家の特徴や制作背景を詳しく説明してくださり、適正な価格で買い取っていただきました。初めての美術品売却でしたが、安心して取引できました。
(40代 女性)
家の整理中に見つかった白髪一雄のサイン入りの版画を査定してもらいました。油彩画ほどの高額ではありませんでしたが、作家の人気や市場動向も説明してもらい、満足のいく金額で売却できました。専門業者に依頼してよかったです。
(70代 男性)
白髪 一雄作品の査定買取時に頂くご質問
- 白髪一雄の作品を売却する際、どのような情報や資料を用意しておくと査定がスムーズになりますか?
- 作品のタイトルや制作年代、サイズ、技法が分かるもの、購入時の領収書やギャラリー発行の証明書、展覧会出品歴がわかるカタログや資料などをご用意いただくと、より正確かつ迅速な査定が可能です。資料がなくても査定は承りますが、情報が多いほど適切な評価につながります。
- 白髪一雄の作品は、どのような技法や特徴が高く評価されやすいのでしょうか?
- 白髪一雄の代名詞である「フットペインティング」技法による油彩画や、具体美術協会時代の作品は特に高く評価されます。また、大型キャンバスや展覧会に出品された経歴のある作品も高額査定の対象となります。
- 査定や買取の際、作品の搬出や輸送はどのように行われますか?自宅まで来てもらうことはできますか?
- はい、ご自宅への訪問査定や搬出に対応しております。専門スタッフが適切な梱包・輸送方法で安全に作品をお預かりしますので、大型や繊細な作品も安心してお任せください。
- 白髪一雄の油彩画と版画では、どのくらい査定額に差がありますか?それぞれの評価ポイントも知りたいです。
- 油彩画は一点ものとして希少性が高く、最も高額査定となります。版画は複数制作されているため油彩画よりも査定額は控えめですが、保存状態や図柄、サインの有無などによっては高評価となる場合もございます。
- 家族が昔購入した白髪一雄の作品で、どこで買ったかや詳しい経緯が分かりません。それでも査定や買取はしてもらえますか?
- はい、ご購入の場所や経緯が分からなくても査定・買取は可能です。作品自体の特徴や状態を丁寧に拝見し、総合的に評価いたします。ご不明な点があれば、どんなことでもお気軽にご相談ください。
出張買取の流れ

お問い合わせ・訪問日調整
お電話・メール・LINEにてお問い合わせをいただき、専門の担当者がご相談内容をお伺いし出張査定の日程を決めさせていただきます。

ご訪問
事前に、お客様と調整いたしました日程と場所に鑑定士がお伺いさせていただきます。

お品物の査定
軒先・玄関先などにて、ご要望のお品を直接拝見し査定金額をお伝えさせていただきます。

査定金額にご納得をいただきましたら、お支払いいたします。
査定金額にご納得をいただけましたら、即現金にてその場でお支払いいたします。
また、お振込をご希望の際には翌営業日にお振込みさせていただきます。
※出張料やその他費用は、いかなる場合であってもいただきません。
充実の買取項目
骨董・古美術えんやでは、白髪 一雄をはじめとする絵画ジャンル以外にも幅広い美術品の取り扱いを行っております。記載のない美術品でも買取可能ですので、ご相談くださいませ。
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陶磁器・根付・古壷・蒔絵・指し物・堆朱・伊万里・時代家具・仏像・古道具など買取致します。また古い家屋や蔵などの整理の際は是非「えんや」をご指名ください。
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表千家・裏千家・武者小路千家の他、久田・堀内・小堀・薮内・山田など各流派書付ものの道具類など買取致します。また千家十職の作品、人間国宝など人気作家作品などから一般道具、お稽古道具まで全般的に買取致します。
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仏画・肉筆・版画・浮世絵・山水画・花鳥画・墨蹟古筆・色紙・短冊・画賛・手紙・消息など箱有り無しに関わらず、まずはご相談ください。
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洋画・日本画・版画はもちろん海外作家作品や復刻画も含め近代絵画から現代絵画まで幅広くお取扱い致します。文化勲章受章者はもちろんその他著名作家及び作者名が不明な作品なども買取対象となります。まずはご相談ください。
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甲冑とは戦闘の際に兵士が身につける伝統的な防具の総称。 骨董品買取のえんやでは他社では取り扱いの難しい甲冑でも買取致します。
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金・銀・白金(プラチナ)などの貴金属製品類も、取り扱っております。 まずはご相談ください。
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金属に細工をする工芸。またはその職人。金工品には金・銀・銅・錫・鉄等を主材料とした彫金等による甲冑、仏具、荘厳具、装身具、工匠具類などがある。
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漆(うるし)の木にキズをつけ、滲み出した樹液を採取し目的別に調整します。これを接着剤にしたり、塗料として使用しますが、その他に形そのものを造ることもできます。
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着物・和装小物、昭和レトロ・おもちゃ・古小家具・贈答品・ブランド品・貴金属・勲章・軍装などまずはご相談ください。
買取対応エリア
絵画買取えんやは、白髪 一雄作品を日本全国対象に出張買取させて頂きます。
北海道・東北 | 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 |
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