私ども古美術・骨董えんやでは、福岡県福岡市南区において骨董品、古美術品、工芸品、掛軸、中国骨董品、中国古美術品、仏教古美術品、仏教絵画掛軸、朝鮮古美術、朝鮮民画掛軸、中国古陶磁器、朝鮮古陶磁器、高麗青磁、李朝白磁、唐物骨董品、唐物書画掛軸、安南古陶磁器、南蛮古美術品、桃山古陶磁器、桃山古書画掛軸、現代工芸品、人間国宝(重要無形文化財保持者)などの工芸品、文化勲章受章者の作品、現代美術品などの買取・査定・鑑定を行っております。福岡県福岡市南区への出張買取はもちろん、店頭買取・持込買取、宅配買取も行っております。又、メール、ライン画像による簡単無料買取・査定も受け付けておりますので、お気軽にご利用下さい。
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福岡市南区には、旧石器時代の遺跡から近代の邸宅まで、長い時間の積み重なりを伝える文化財が残されています。野多目遺跡群では、旧石器時代の痕跡をはじめ、縄文時代の貯蔵穴や落とし穴、弥生時代の住居や墓地、古墳時代から近世に至る集落跡などが確認されました。一つの地域で、時代の異なる人々の暮らしが幾層にも重なっていることが分かります。
古墳時代の南区を物語る史跡としては、老司古墳があります。5世紀初頭頃に造られた前方後円墳で、福岡平野を治めた首長の墓と考えられています。また、三宅には7世紀後半から9世紀頃の寺院跡である三宅廃寺跡があり、老司瓦窯では大宰府観世音寺の創建に用いられた瓦が焼かれていました。南区が古くから人や物資の行き交う場所であり、政治や寺院造営とも関わっていたことを示しています。
こうした遺跡から発掘された品は、地域の歴史を伝える文化財であり、一般に流通する骨董品とは性格が異なります。一方、現在のご家庭に残されている古陶磁器、漆器、掛軸、古布、木工品、金工品などには、江戸時代以降の暮らしや、明治・大正・昭和期の収集文化が反映されていることがあります。
近代の南区を伝える建物として、高宮には旧高宮貝島家住宅があります。筑豊で炭鉱業を営んだ貝島家の邸宅として造られ、大正時代に建てられた主屋が昭和初期に高宮へ移築されました。書院造や数寄屋造を取り入れた室内には、近代の実業家の住まいにふさわしい意匠が残され、現在は高宮南緑地として活用されています。
このような近代の邸宅文化が広がった時代には、床の間を飾る掛軸や置物、来客用の陶磁器や漆器、茶道具、火鉢、衝立、文机などが、住まいの中で用いられました。南区の住宅地でも、転居や建て替え、家族からの継承を通じて、古い家から移された調度品や、百貨店・古美術店で購入した工芸品が保管されていることがあります。
骨董品は、作者や年代が分からなくても、使われていた場所や一緒に残された資料から背景をたどれる場合があります。陶磁器では高台や銘、掛軸では落款や箱書、金工品や木彫品では底面や台座の刻印が手がかりになります。古い帳面、領収書、展覧会の栞、贈答時の記録なども、品物の来歴を確認する資料です。
福岡市南区で受け継がれてきた骨董品には、古代遺跡が伝える長い地域史とは別に、近世以降の暮らし、近代の邸宅文化、住宅地として発展する中で集められた品々の記憶があります。見慣れた生活道具や作者不明の工芸品でも、銘や来歴、保管されていた環境をたどることで、その品ならではの価値が明らかになることがあります。
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